先日、AGAについて少し書かせていただきましたが今回は
髪の正しい洗い方とスキャルプケアについて書いていきます。
まず
「スキャルプ(頭皮)ケア」とは、頭皮のコンディションに合わせたケアをすることです。
髪そのものにアプローチする「ヘアケア」も大切ですが、顔と頭皮は1枚の皮膚です。
顔のスキンケアをするように「スキャルプケア」も重要です。
悩み別にそのケア方法をご紹介します。


フケ
頭皮の角層がはがれたものに、汗や汚れが混ざったものが「フケ」です。
頭皮の乾燥やシャンプー後のケア不足により、乾性のフケと脂性のフケとなって
目立つようになる。
乾性のフケ
原因
皮脂の分泌量が少ない人に多くみられるのが乾性のフケ。
頭皮を乾燥させる条件が加わると、角層細胞を密着させる力が不足して角片が
余分にはがれるため、さらさらとしたフケになる。
対策
- シャンプーはしっとりとした洗い上がりのものを選びましょう。
- 頭皮に潤いを与えるようなスカルプトリートメント、ヘアトニック、頭皮用エッセンス
などを活用しましょう。 - 頭皮の血行を促し、皮脂の分泌を高めるため、ヘッドマッサージを習慣づけるのも
おすすめです。
◎過剰なドライヤーや冷暖房、または脱脂力の強いシャンプーを使用すると、
頭皮の乾燥を進行させるので、注意が必要です。
◎食事では、角化を順調にするビタミンA(うなぎ、牛レバー、ほうれん草など)
や動物性たんぱく質を十分に摂るように心がけましょう。


脂性のフケ
原因
皮脂の分泌量が多い人にみられ、角片がふやけたような状態になり、しめった大きなフケが出る。
この状態は、最近が繁殖しやすく、細菌の分解物がかゆみや炎症につながりやすいので要注意。
対策
- 頭皮の清潔が第一です。毎日のシャンプーを心がけましょう。
- シャンプーはさっぱりした洗い上がりのものを選ぶと良いでしょう。
- 殺菌効果のあるさっぱりとしたタイプのヘアトニックを使いましょう。
◎強いブラッシングをしたり、爪をたててひっかくと、頭皮を傷つける原因となるので避けましょう。
◎食事では、皮脂の分泌を抑えて皮膚を丈夫にする、ビタミンB2(レバー、納豆など)
ビタミンB6(レバー、イワシ)を十分に摂るように心がけましょう。
かゆみ


「頭皮がかゆい」といっても、乾燥や汗も、脂漏性皮膚炎など原因はさまざま。
放置していると、かきこわして悪化することも。
その前に、かゆみの原因をしり、頭皮トラブルを防ぎましょう。
原因
頭皮のかゆみの原因は「シャンプーや薬剤によるによるかぶれ」「ドライスキン(乾燥肌)」
「脂漏性皮膚炎」「汗疹、あせも」「アタマジラミ」などの頭皮トラブルが考えられます。
複数の原因が考えられるため、痒みが続く場合は医師の診断を受けましょう。
また、日々の生活習慣に配慮して、頭皮トラブルが原因のかゆみを防ぐことも肝心です。
◎頭皮の清潔が第一です。毎日のシャンプーを心がけましょう。
◎シャンプーはさっぱりした洗い上がりのものを選ぶのがおすすめです。
◎洗髪後は、殺菌効果のあるヘアトニックで頭皮をさっぱり保ちましょう。
◎食事では、皮脂の分泌を抑える働きのあるビタミンB6
(レバー、イワシなど)を多めに摂るように意識しましょう。
におい


においの原因となる、頭皮の毛穴から分泌される皮脂は、洗髪後4時間~半日程度で
頭皮の毛穴にたまってしまいます。
においの発生の原因と、においを防ぐポイントについて解説します。
原因
過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が繁殖し、臭いにおいを発生させます。
これが頭皮が臭くなる主な理由です。頭皮の皮脂分泌量はとても多く、Tゾーンの皮脂量頭皮と
比べ、およそ2倍の皮脂が分泌されています。
また、男性ホルモンの影響で男性の方が皮脂量が多く分泌されますので、女性よりもにおいが発生
しやすくなります。
◎シャンプー後は頭皮をドライヤーで乾かしましょう。
生乾きの状態は菌の温床になります。髪の毛が短くても、自然乾燥は極力避けましょう。
◎1日に何度もシャンプーするのは逆効果です。頭皮環境を整える常在菌が減り、
臭いにおいの原因となる細菌が増える可能性があります。
◎脂っぽい食べ物や、肉食中心の食生活を控えましょう。
抜け毛


頭髪に関する一番多い悩みは、この抜け毛です。
ケアの開始は早ければ早いほど効果的なため、自分がどの段階に
当てはまるか、医師に診断してもらうこともおすすめです。
原因
抜け毛の原因は、外的要因の「汚れ」「炎症」「血行不良」「ストレス」のほか
遺伝的要因の「男性ホルモンなどの影響」などが考えられます。
外的要因の抜け毛は、日々の生活習慣に配慮すれば改善することが多いですが、
「男性ホルモン」が原因の男性型脱毛症(AGA)や女性男性型脱毛症(FAGA)は
正しい治療が必要です。
外的要因が原因の抜け毛対策ポイント
◎頭皮・毛髪を清潔に保つため、毎日のシャンプーを心がけましょう。
◎美容院でヘッドスパを受けるなど、定期的に正しい洗浄を行いましょう。
◎頭皮の血行を促進し、毛髪を生み出す毛母細胞の働きを助けることも大切です。
シャンプー後のヘアトニックの使用や、ヘッドマッサージを習慣づけましょう。
◎食事では動植物性のタンパク質や、血行をよくするビタミンE(玄米、胚芽米、紅花油、ごま、アーモンドなど)
ビタミンP(柑橘類の果皮、日本そば、ピーマンなど)を多く摂るように心がけましょう。
いかがでしたか?
あらためてできてると思っていることができてなかったり初めて知ることも多かったです。
前回読んでない方はこちらも見てみてください。


次回は
正しい髪の洗い方とMartおすすめスキャルプシャンプーのご紹介をさせていただきます。