カラーリングで幅は広がる。いろんなヘアスタイルを楽しもう!
シークレットハイライトについて何度か記事を書きました。ハイライトについて書いていこうと思います。
色は組み合わせによって変わるため無限にあります。
例えば『赤』を基準に考えてみます。赤+青=紫、赤+黄=橙のように2色で色は変わります。
赤+青+白=薄紫のように3色混ぜることによっても変わります。濃い色から薄い色もあるので色って難しいんです。そして鮮やかな色からくすんだ色もあります。微妙な色の違いで名前が変わります。
白い紙に絵の具を使って色を乗せるとそのままの色が発色しますが、日本人の髪は黒なのでそこに色を入れてもそのままの色は乗りません。なので補色を使って微調整しながらカラーをしているんです。
ハイライトの魅力
ハイライトにはいろんな効果があります。人間は目の錯覚で見え方が変化します。
①デザイン性
ハイライトを入れることによって明度差ができるのでメリハリのあるカラーができます。奥行きができるので巻いたときやパーマをかけたときに動きがでるのでお洒落に見えます。
②明度コントロール
もともとメラニン色素が多く入っている髪は明るくなりずらいです。ブリーチを使わないで明るい色は12~15トーンが多いです。12トーンで染めても9トーンぐらいにしか明るくならない人がいます。ハイライトを入れることに全体的に明るく見せることができます。
③根元の伸びコントロール
髪の毛の伸び具合をコントロールはできません。カラーリングするとくっきり根元のラインが出ますよね。ハイライトを入れることによって気になりにくいです。目の錯覚によって見えづらくします。
④暗度コントロール
ハイライトで明るくするという話をしましたが逆もあります。暗い色を入れることをローライトと言います。6トーンで染めても9トーンぐらいになってしまう人がいます。明るくなりやすい人で落ち着かせたい人はローライトをおすすめします。まだ顔周りにローライトを入れると小顔効果にもなります。
自分に合ったカラーリング
ハイライトの魅力についてお話しました。一色で染めるよりもメリハリがあったり、奥行きがあることによってカラーリングの見え方は変わってきます。お洒落に見えます。
感じ方はそれぞれなので、ハイライトを入れたことによって奇抜に見えるのか、お洒落に見えるのか。これは好みになります。ハイライトはミリ単位でチップ(毛束)をとっていきます。この太さで見え方が変わっていくのでハイライトの面白いところです。
写真等で好みの太さを伝えるといいと思います。奇抜すぎてしまうと学校や職場等で注意されてしまいます。
髪色に規制がない人はいろんなスタイルを楽しんでください。
奇抜すぎるのが好みでない人はシークレットハイライトがおすすめです。
ナチュラルに仕上げるなら
シークレットハイライトは名前の通り、『シークレット』なので極細に入れていきます。
シークレットハイライトは専用の道具を使って入れていくので、ホイルは使いません。なのでスムーズにできます。デザインによってはホイルを使う場合があります。
『ナチュラル』という基準はそれぞれ違うと思います。細さでナチュラルに見せるのか、色の明るさで落ち着いて見せるのかでも見え方は違います。
『激しくない』という点ではシークレットハイライトがいいと思います。このシークレットハイライトは基本的に同化します。同化なので、馴染むように入れていきます。よく見ないとハイライト入れたかどうかわからないぐらいに入れます。
だからいいんです。
お洒落に見せたいなら
お洒落に見せたいのであればハイライトと他の髪の色の明度さを付けます。
例えばベース(全体)部分はを5トーンにして、ハイライト部分を12トーンにするとかなりの差ができるので目立つ印象になります。3~5トーンほど差があればメリハリがつきます。この差を縮めるのかで仕上がりが変わります。
シークレットハイライトの場合はメリハリはいらないので、そのまま流したあと被せますが、メリハリをつける場合はベースの色をブリーチした部分につけたくないのでホイルを使う必要があります。
暗めの色を流す際に、せっかく綺麗に脱色したところに流れてしまい色味が入ってしまいます。そうすると綺麗なハイライトにならない場合があります。なのでホイルを使って塗り分けをしています。
『予定があるので急いで下さい。』『何時までに終わらせてください。』など仕上がり時間が決まっている場合などはできない場合があります。無駄に時間をかけたりはしませんが、焦ってはいい仕事はできないですし、ブリーチ等の施術はじっくりが基本なのでなるべく時間に余裕がある日に予約してください。
まとめ
ハイライトの魅力についてお話しました。
カラーって本当に奥深いんです。色は無限にあるので、どう見せたいかで印象が変わります。同じハイライトの入れ方であっても明度と彩度が変われば別物になります。
美容師は淡々と薬剤を混ぜて塗布して髪を染めていますが、裏側は配合をかなり考えて染めているんです。カラーリングって面白いんですよ。
ハイライトを入れてなくてもいつもと同じ色ではなく、少し変えてみるのも変化があって楽しいかもしれませんよ。もちろんハイライトを入れるとカラーリングの幅が広がるので楽しいと思います。
髪質は人それぞれ違って、できない色もありますし、褪色しやすい髪質もあります。そういうことをひっくるめてカラーリングは難しいですし、面白いんです。
ぜひ自分好みの色で楽しんでください。